[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=WH4vydiSRS0[/embedyt]
撮って出しエンドロールは結婚式の一日を3~5分にギュッと圧縮し、ドラマティックな映像に仕上げます。
どの様なシーンを撮影し、どのような構成にするかはカメラマンの腕の見せ所です。
当社では、撮影や編集の方法にルールなどを設けておりません。
カメラマンのインスピレーションを大事にし、自由に撮影、自由に編集をしています。
あえて、ルールや制限を設けないことにより、良い意味で型にはまらない素敵なエンドロールに仕上がります。
私は、エンドロールの作成に携わって8年が経ちますが、8年前に作ったエンドロールを見返すと、見れたもんじゃないです(笑)
その当時は使用している機材が古く、今のように一眼レフカメラで撮影したようなきれいな映像ではないという事を差し引いても 微妙な感じです。
そこで自分なりに何がダメなのかを分析しました。
いろいろとダメな部分はあったのですが、これが一番無しでしょ。と思った点を見つけました。
それが、「表情だけを撮影している」という点です。
新郎新婦やゲストの方の表情ばかりを撮影していたのです。
喜怒哀楽がたくさん入っている映像は一見悪くない感じに思えますが、映像に緩急が無く見ていて飽きがきます。
エンドロールは野球のピッチャーで例えると、ストレート1本で勝負する剛腕投手ではなく、多くの球種を巧みに使いわける変幻自在の投手の方が適切なのです。
つまり、ストレートというのが新郎新婦やゲストの表情を抑えたテッパン映像のことで、これだけ抑えておけば何とかエンドロールとしては成立する。というカットです。
ただ、ストレートだけ投げていてはでバッターは慣れてしまい確実に打たれてしまいます。
そこに、スロー、カーブ、スライダー、フォークなどの違った球種を混ぜることによりバッターを困惑させます。
エンドロールも同様に、ストレート(表情のカット)以外に様々な球種(様々なシーンやアングル)を入れることにより、大胆な映像に仕上がります。
ん~・・・・。
言葉で説明するのは限界がありますね。
実際に以下の映像を見ていただくと分かりやすいかなと思います。
新郎新婦やゲストの表情は元より、様々なシーンやアングルで構成されているのが分かると思います。
ドラマティックで、映画のような仕上がりになっています。
時代的な流行り廃りはありますが、映画やドラマなどたくさんの作品を見て日々研究することがカメラマンにとっては必須となります。
それでは。