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【企業秘密】撮って出しエンドロール撮影テクニック

撮影テクニック

POINT

この記事はYouTubeでも解説しております。よろしければご覧ください。

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当社のエンドロールは撮影と編集を1人で兼任しています。

2名体制が一般的なのですが、当社は1人で行うことにこだわっています。
その理由はこちらの記事でどうぞ「エンドロールは2名体制?3名体制?いや、1名でしょ!

私は、エンドロールを撮り始めた当初からずっと1人で撮影と編集を兼任していたため、特に違和感は持っていなかったのですが、会場でご一緒するプランナーやフォトカメラマンからは、よくビックリされることがあります。

「1人で撮影と編集するってことは撮影は挙式までですか?」とか「上映時間までに間に合いますか?」とか聞かれます。

「1人で撮影と編集するってことは撮影は挙式までですか?」⇒いえ、披露宴の中盤まで撮影しますよ。最長で再入場あたりまで撮ってます。
「上映時間までに間に合いますか?」⇒はい。遅くとも上映時間の30分くらい前には仕上げます。

と答えています。

さて、では具体的にどのように撮影と編集をしているのか?

その「カラクリ」をお伝えしましょう。


【注】これから書く内容ですが、誤解の無いようににまず以下の点伝えておきます。
※カメラマンごとに撮影方法は異なりますので「私の撮影の仕方」という事をご理解ください。
※挙式、披露宴はスタンダードな式の流れを元に説明します。


はい。ではここから企業秘密??の撮影方法をお伝えします!

結婚式1日の流れに沿って説明していきます。

1.新郎新婦お支度アップ
⇒新郎新婦のお支度アップ後(または直前)から撮影を開始。

2.スタジオ写真撮影
⇒会場専属のカメラマンによるポージング撮影。当社の撮影はNG。

3.スナップ写真撮影
⇒スナップカメラマンによるポージング撮影。私は邪魔にならないように後方から撮影。

4.親族紹介
⇒親族紹介のシーンはほぼエンドロールに使いませんが、一応抑えてとして撮影。

5.挙式リハーサル
⇒リハーサル中はバージンロードの中や祭壇に自由には入れるためこの時に「指輪交換のシーン」「ベールアップのシーン」をかなり寄りで撮影。本番のシーンと混ぜて編集。

6.挙式
⇒挙式中は「指輪交換」「ベールアップ」「ウェディングキス」「退場」以外は殆どゲストの表情を撮影。

7.挙式後のセレモニー
⇒挙式後のフラワーシャワー、ブーケトスなどはとっても良い絵が撮れるため、必ず撮影。

挙式後のセレモニーが終わるまでは撮影に集中し編集は一切行いません。挙式後に披露宴が始まる間に時間の許す限り挙式部分の編集作業を行います。

8.受付
⇒前半の映像の撮れ高を確認し、十分に映像が撮れていたら受付は撮影せずに編集を優先。

編集開始。披露宴が開始する直前まで編集。

9.披露宴開始

9-1.新郎新婦入場
⇒ここから撮影を再開。

9-2.新郎挨拶
⇒新郎挨拶は映像に入れないケースが多いですが一応抑えとして撮影。

9-3.来賓挨拶(新郎側)
9-4.来賓挨拶(新婦側)
⇒来賓挨拶は5~10分ぐらい話されますが、エンドロールには数秒しか入れないため、冒頭の数秒だけ撮影。

この間に編集場所に戻って編集を再開。

9-5.新郎新婦プロフィール紹介
⇒このシーンは撮影しません。

9-6.乾杯
⇒乾杯前の話をカットし、「カンパーイ」の掛け声の前から撮影再開。

9-7.ケーキカット
⇒ケーキカットはゲストが押し寄せてくるため、早めにベスポジを確保して撮影。

ケーキカット後、編集場所に戻って編集を再開。

9-8.新婦中座
9-9.新郎中座
⇒中座シーンは撮影しないことが多いです。

ケーキカット終了からお色直し入場の間はおおよそ30~45分ぐらいあります。そのため、お色直し入場あたりで編集が完了します。再入場のシーンまで入れる際は、映像の最後に入れるため、10秒ぐらい空きを作っておきます。

9-10.お色直し再入場
⇒お色直し入場するシーンをバックショットで撮影

このシーンを撮影したら編集場所に戻って最後にはめ込み、編集完了。編集完了したら、映像の書き出し→DVDに焼き付けがあります。私の編集ソフトだと、映像の書き出し(8分程度)DVDへの焼き付け(7分程度)かかりますので、映像が完成してからDVDになるまで「15分程度」かかります。

9-11.各卓フォトラウンド
9-12.余興

この辺りでDVDが完成。音響スタッフにお渡ししてすべて完了。

9-13.新婦の手紙
9-14.新郎父 謝辞
9-15.新郎 謝辞
9-16.新郎新婦退場

9-17.エンドロール上映

私はエンドロールを見ずに、ゲストがどんな表情で映像を見ているかを見ます。

以上が「私の撮影と編集」の大まかな流れです。

もちろん、式の進行内容や時間配分によって編集するタイミングは変わってきますが、毎回お色直し入場後の余興辺りまでにはDVDを仕上げることを意識しています。
当日は何が起こるか分かりませんので、余裕をもって仕上げる事を常に心がけています。

とは言っても、様々なイレギュラーな事が起こりますので、何回やっても緊張感があります。
ただ、この絶対失敗できない。という緊張感があるからこそ、あの短い時間で良いものに仕上がるんだと思います。

それでは。

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