A.当社では対応できません。
このように、花束贈呈まで入れて撮って出しエンドロールを上映できないか。お問い合わせいただく事があります。
実際に花束贈呈まで入れて撮って出しエンドロールを上映する業者はあります。
しかし、花束贈呈まで入れたエンドロールをお受けするにはリスクが高すぎます。
そして、実現率も極めて低いと感じています。
その理由をお伝えします。
花束贈呈まで入れた撮って出しエンドロールを成立させるためには、おそらく以下の条件をクリアする必要があると感じます。
2.パソコンを直接つないで、プロジェクタで投影できる環境がある。
3.結婚式会場の承諾が必要。
1.撮影と編集スタッフの2名体制。
1人が撮影している最中にもう一人のスタッフが編集する事になります。
撮影と編集が同時進行できますため、ほぼ披露宴の進行と同じスピード感で編集を進めることが出来ます。
しかし、パソコンがフリーズしたり、パソコントラブルが数分起きただけで、上映まで間に合わなくなりますのでかなりリスキーです。
当社の撮って出しエンドロールは撮影と編集を一人の者が兼任する関係上、花束贈呈までを撮影するのは到底できません。
2.パソコンを直接つないで、プロジェクタで投影できる環境がある。
この条件をクリアできない会場が多々あります。
ホテルやゲストハウスは映像設備が整っている事が多くパソコンとプロジェクタをつなぐケーブルを持っている場合が多いですが、ケーブルの貸し出しが有料だったりする会場もあります。
一般的に撮って出しエンドロールはDVDプレイヤーで上映します。
そのため、そもそもパソコンとプロジェクタをつなげて上映することが出来ない会場も少なくありません。
なぜ、パソコンとプロジェクタを繋げなければいけないのか?というと・・・
花束贈呈まで撮影して編集したとすると、その5分のロスはかなり大きくなりますため、DVDに焼いて上映するのではなく、映像をパソコンから再生する必要があります。
3.結婚式会場の承諾が必要。
会場の許可を得るのが一番大変だと思います。
なぜなら、会場にとって花束贈呈まで入れたエンドロールを上映するのはリスクしかないからです。
花嫁の手紙が始まると、その流れで披露宴終演まで向かいます。
会場としては、花嫁の手紙前にエンドロールDVDを受け取り、問題なく再生できるか確認した後に花嫁の手紙へと進めていきたいところです。
花束贈呈まで入れるエンドロールの場合はどうか?
花束贈呈の後は、新郎の父挨拶⇒新郎謝辞⇒退場⇒エンドロール上映となります。
新郎の父と新郎の謝辞がめちゃくちゃ短かったら(例えば二人合わせて3分とか)エンドロールは間に合うのか?
万が一、編集が間に合わない場合は、新郎新婦が退場した後にエンドロールの編集待ち時間ができてしまいます。
その待ち時間が数秒であれば、司会者が上手くつないでくれると思いますが、それが3分、5分と続いたらどうでしょうか?
意味なく過ぎる時間にゲスト・会場スタッフは耐えられるでしょうか?
想像すると血の気が引ける思いになります。
おそらく、花束贈呈まで入れる業者さんは相当な修羅場をくぐってやられているのかもしれませんが、ここまでギリギリの戦いをする必要がありますかね?
確かに花束贈呈まで入っているエンドロールは驚きはありますが、撮って出しエンドロールの本質は・・・
詳しくは「エンドロールはどこまで撮るかではなく、何を撮るかだ!」をご覧ください。
花束贈呈まで入れる業者さんを否定する気は全くありません。
逆に「ホントお疲れ様です!」と労いの言葉をかけたいです。
当社には到底できない代物です!
それでは。