当社は、撮って出しエンドロールの他に、「スナップ撮影」と「記録用ビデオ撮影」も承っています。
私がエンドロールカメラマンという事もあり、当HPでは撮って出しエンドロールを全面にPRしておりますため、スタイルショップ=撮って出しエンドロールと思われがちですが、実はスナップ撮影と記録ビデオ撮影に関しても新郎新婦から高い評価を得ています。
今回は「スナップ撮影」に関する内容を書いていきたいと思います。スナップ撮影をご検討の方は是非ご一読ください!
まず、当社では3名のスナップカメラマンが撮影を担当しております。
3人とも30~40代の中堅の男性カメラマンで、ブライダル撮影歴は10年近くなります。
平日は雑誌、映画、広告など対企業向けの写真カメラマンとして活動し週末はブライダルの撮影をしております。
言うまでも無いですが、新人やアルバイトの写真カメラマンではございません!
当社がスナップカメラマンを3名までに厳選しているのは、撮って出しエンドロールの理由と同様で、クオリティを維持するためです。
ここでいう、「クオリティ」というのは、写真のクオリティはもちろんなのですが、それ以外にブライダル撮影ならではの重要な要素があり、そのスキルがあるかないかで、クオリティに大きな差がでてくると思っています。
私が思うスナップカメラマンに必要なスキルを3つ上げてみたいと思います。
※私はスナップカメラマンでないためカメラ機材や写真の構図等は分かりませんので、それ以外の内容となります。
1.愛されキャラ
どこへ行っても、なぜか多くの人から好かれる「愛されキャラ」。このキャラクター性を兼ね備えているカメラマンは最強だと思います。
スナップカメラマンは常に周りに気配りをしながら撮影をします。新郎新婦はもちろん、プランナー、介添え、キャプテン、時には新郎新婦の招待客とコミュニケーションをとりながら円滑に撮影をします。
短い時間でいかに新郎新婦と距離を縮めて、最高の笑顔を引き出せるかはカメラマンの腕の見せどころです。
そして、愛されキャラの特徴でもある、素直で笑顔を絶やさない。というのも重要かと思います。
クールにかっこよく完璧に撮影する「できるカメラマン」は時折、近寄りずらいオーラを発することがあります。それよりもちょっとどこか抜けてるところがあるけど、抑えるところはしっかり抑える「愛されカメラマン」の方が場が和み優しい写真が撮れるのではないかと思います。
2.現場対応力
個人的にはこれが一番重要かなと思っています。どんな結婚式でも1日のスケジュールというモノが決められています。
スナップ撮影の場合はその進行に合わせて適宜、写真撮影をしていきますが、決められた時間通りに進まないことが多々あります。
例えば、よくあるケースですと以下です。
新郎新婦がお支度アップした後に館内でスナップ撮影を15分程度する予定となっています。
10時お支度アップ予定時刻が30分押し、10時30分のお支度アップとなりました。10時30分には親族控室に行かなければいけない時間です。
さて、この場合、スナップ撮影をせずに、親族控室に行くべきか、親族控室に行く時間が遅れてもいいので館内スナップ撮影をするべきか?
どっちだと思いますか???
答えは「会場がどちらを判断するか」です。
持ち込みカメラマンは絶対にスナップ撮影をしたいのですが、こればかりは我々の判断ではできません。
会場側が10時30分には親族控室にいかなければいけない。と決めたらそれに従うしかないのです。
そうなった場合、できるカメラマンは以下の様な行動をとります。
1.スナップ撮影のお願いをしてみる
会場がNGを出したとしても、ダメもとで撮影できないか聞いてみる。
例えば、3分だけでいいので時間もらえますか? 場所は移動せずにここでよいのでほんの少しだけ撮影時間下さい。
と言って、2-3分で数カット撮影する。
2.親族控室でポージング撮影
親族控室に到着し親族紹介が始まる前に親族控室で二人のポージング撮影を行う。
3.どこかのタイミングで撮影できないかを確認する
親族紹介が終わった後、または挙式後など、どこか合間で撮影をする時間が撮れないかを確認する。
などです。
撮影ができなくなってしまった。という事実関係を受けて次にどう動くか。
これが、できるカメラマンは神です(笑)。
つまり、こういう写真を撮影するんだ。というイメージを常に持ちその撮影ができなくなった時にどう代替えできそうか?
という事を考えて行動に移せるカメラマンはそうはいないです。
ちなみに会場のカメラマンは絶対にそういう事はしません。決められたタイミングと場所でしか撮影をしませんので。
3.コミュニケーション能力
これは「愛されキャラ」と被るところはあるのですが、スナップカメラマンは新郎新婦の最高の表情を引き出すためのコミュニケーション能力が必要となります。
新郎新婦のキャラを瞬時に判断し、どうコミュニケーションをとるかを常に意識しなければいけません。
以前、笑顔が苦手な新婦さんが「私、自分の笑顔が嫌いなので笑顔の写真は不要です!」と言っていました。
これを鵜呑みにして笑顔の写真が1枚もなければクレームもんですよね。ここではおそらく新婦さんを無理やり笑わすようなことをしないでね。という事だと僕は捉えました。
つまり、写真を撮る際に「笑顔で-!」とか「笑って!」とかを連呼するカメラマンがいますがそういうのをしてくれるなよ。という事かと思います。
実際にその新婦さんはカメラマンと会話しながら普通に笑顔があふれ出ていて、素敵な写真がたくさん撮れ、新婦さんも大満足でした。
以上がスナップカメラマンに必要なスキルだと考えます。
私はエンドロールカメラマンのため、スナップカメラマンの事をとやかく言える立場ではないのですが、スナップカメラマンと現場でご一緒させてもらった時に神対応だな~。と思ったカメラマンの特徴を上げてみましたm(__)m
ちなみに・・・当社のカメラマンは上記の3つのスキルを兼ね備えた神スリーです(笑)
それでは。