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撮って出しエンドロールのリスクについて【失敗する確率は極めて低いですが完璧はありません】

当社の強み

撮って出しエンドロールはリスキー?

私は撮って出しエンドロールを8年やっています。

これまでに、500組以上の撮って出しエンドロールを作ってきました。

一応、過去にエンドロール映像が当日上映できなかった!という経験はありませんでしたが、結構危うかったことは正直2-3回ありました。

撮って出しエンドロールは当日撮影した映像を披露宴の最後に流すことになるため、一見リスクが高いように感じられます。

・編集が間に合わなかったらどうしよう?
・機材トラブルで映像データが飛んでしまったらどうしよう?

など、何が起きるか分からないため、100%上映できるとは言いきれませんが、99%上映できる準備が必要となります。

私が99%上映できるようにどういった点に配慮して撮影と編集をしているかを共有したいと思います。

気を付けている事4つ

1.カメラ・パソコン・DVDロムは2台持ち
2.撮影しながら頭の中で荒編集する
3.披露宴の進行を把握し早めに仕上げる
4.編集は凝りすぎない

です。以上の4点を詳しく解説します。

1.カメラ・パソコン・DVDロムは2台持ち

カメラとパソコンの機材トラブルが起きても大丈夫なように常にサブのカメラとパソコンを持参しています。

幸い、結婚式当日にメインカメラやパソコンが故障して撮影&編集できなかった。というケースは過去にありませんが・・・

カメラの電源がつかない。
パソコンが立ち上がらない。

というケースは、稀にあります。

特にパソコンは消耗品ですから、いつか必ず壊れる時が来ます。

その壊れたタイミングが結婚式当日だったら非常にまずいので、もう1台でカバーします。

カメラも同様ですが、メインとサブ両方が同じタイミングで故障するケースはほぼ無いでしょう。

とにかく、機材準備はしっかりとする必要があります。

以前に私が撮って出しエンドロールを行う際に持参する機材についての記事を書きましたのでよろしければどうぞ(⇒撮って出しエンドロールに必要な機材【カメラバックの中身公開】

動画でも機材について説明をしていますので興味があればご覧ください。

[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=tvwFXOtZ8w4[/embedyt]

2.撮影しながら頭の中で荒編集する

当社では撮影と編集を1人の人間が兼任しておりますため、結婚式当日は撮影と編集を同時進行で行わなければいけません。

それって大変なんじゃないか! と言われることがありますが、特に大変なことはありません。

というか、私は過去に2名体制の撮って出しエンドロールを作ったことがないため、1人で作るのに慣れてしまったからかもしれません(;^_^A

また当社では撮影と編集を分けていないのには、明確な理由があります。

1つ目が新郎新婦の金額的な負担を軽くするためです。

カメラマンと編集者の2名体制の場合は、2名分の費用が掛かるため商品価格が上がってしまいます。

また、会場に持ち込むスタッフが2名になると2名分の持ち込み料を新郎新婦が負担することになります。

そのため、当社では1名のカメラマンが撮影と編集をしています。

詳しくは過去の記事で説明していますのでよろしければどうぞ(⇒エンドロールは2名体制?3名体制?いや、1名でしょ!

2つ目は撮影と編集の両方をやる方が楽しい(満足度が高い)からです。

自分が撮影したシーンをどのように曲と合わせて編集して、1つの作品を作りあげるか?を全て自分で決めることが出来るのです。

私の場合は使用する曲のイメージに合わせて撮影するシーンを決めています。

結婚式における重要なシーンは一通り撮影しますが、長く撮影し過ぎないとか、無駄に撮影してしまったシーンはその場で削除しながら、できる限りエンドロールに使うであろうシーンだけを厳選して撮影します。

詳しくは過去の記事で説明していますのでよろしければどうぞ(⇒【企業秘密】撮って出しエンドロール撮影テクニック

3.披露宴の進行を把握し早めに仕上げる

披露宴は2時間30分あります。

エンドロールは大抵、再入場あたりまで撮影をしていますが、再入場まで撮影をしてから編集に入る。と思っている方が殆どですが、実はそれだと上映に間に合いません。

私の場合は、再入場するタイミングでは70~80%ぐらい映像が完成している状態まで持っていきます。

そして、再入場まで撮影したらガッツリ編集に入り、遅くともエンドロールを上映する予定の30分前までにはDVDを仕上げます。

何が起きるか分かりませんので、時間に余裕をもって仕上げることを心がけます。

4.編集は凝りすぎない

エンドロールは時間との勝負となりますので、編集に凝りすぎると墓穴を掘ることがあります。

編集はフェードやスローエフェクトを入れる程度に抑えています。

撮影している映像が素敵であれば、逆に編集などせずそのままの素材を使った方が素敵に仕上がります。

以上が、私が撮影と編集をするときに気を付けている点です。

まとめ

いろいろと書きましたが、撮って出しエンドロールを時間内に素敵に仕上げるのは簡単ではありません(;^_^A

私はもう8年も撮って出しエンドロールをやっているのでノウハウや経験値がそれなりにたまっています。

経験年数の浅いエンドロールカメラマンですと、もしかしたら失敗するリスクは高くなるかもしれません。

ここ最近はパソコンのスペックが上がったこともあり「エンドロールが上映できなかった。」とか「失敗した。」という声はあまり入ってきませんが、1日に何十件も請け負っている業者や会場だといまだにトラブルが頻繁に起きてるんじゃないかな…とも思います。

結婚式は一緒に一度の大切な日なので、その記念日が嫌な思い出になるというのは、新郎新婦にとって不幸しかないです。

撮って出しエンドロールは、結婚式の最後を締めくくる大切な演出ですから、信頼のおけるカメラマンにお願いしたいですよね。

完璧な人間はいないし、ちょっとした気のゆるみでトラブルになります。

そうならない様、しっかりと気を引き締めて今後も精進していきたいと思います!

それでは。

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