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結婚式を挙げるカップルは毎年減少しています【原因はさとり世代?】 

ブライダル業界あれこれ

日本のウェディング市場規模は約2.4兆円、2018年の婚姻組数は約59万組(前年比2.8%減)。
※出典:厚生労働省「人口動態統計」より

いきなり、このような数値を出しましたが、正直「兆」とか出てくるしピンときませんよね。

何が言いたいかというと「毎年ブライダル市場は縮小しています」という事です。

少子高齢化や価値観の変化で、結婚式への出費を抑える人が増え続けています。

その大きな要因となっているのが、「ナシ婚」カップルの増加です。

ナシ婚とは、結婚式を挙げずに籍だけを入れるカップルの事を言います。

実に籍を入れているカップルの2組に1組がナシ婚と言われています。

ブライダル市場の縮小の原因は間違いなく、ナシ婚層の増加が影響しています。

では、なぜナシ婚カップルが増えるのか?

それは、年々変わりゆく時代背景が影響していると考えています。

そして、残念ながら今後もナシ婚を選ぶカップルが増えていくと確信しています。

「さとり世代」がナシ婚を選びます。

さとり世代という言葉をご存知でしょうか?

さとり世代とは・・・

堅実で高望みをしない、現代の若者気質を表す言葉。
インターネットの掲示板「2ちゃんねる」で生まれ、広まった。
1980年代半ば以降に生まれ、主に2002~10年度の学習指導要領に基づく「ゆとり教育」を受けた世代に当たる。(出展:コトバンク)

今の20代がこの「さとり世代」に該当しています。

以下にさとり世代の具体的な特徴を7つ明記します。

1.欲がなく、ほどほどで満足する

車やブランド品などには興味がなく、最低限で満足する

2.休日は家で引きこもり

休日は、家でのんびり過ごすのが大好き。食事は自炊または、デリバリー。ゴロゴロしながら好きなことだけをやってたい。

3.恋愛に淡泊(振り回されない)

恋愛にも情熱を燃やすことが出来ない。「ひとりの相手を永遠に愛し続けるなんて、不可能…」広く浅く恋愛したい。

4.目立つのは苦手

目立つことのメリットは無しという思考性。逆にデメリットのほうが多いと考える。

5.インターネットで育った

生まれた時に既にインターネットがあり、気になることや調べものは検索すれば簡単に解決できてしまう。

6.友達付き合いの偏り

様々な局面に合わせて友達を選び、気の合わない人とは付き合わない。

7.無理に頑張らず出来る事だけする

「努力は必ず報われる」という言葉を疑っている人が数多くいます。「背伸びしない」「平均点で良い」と考える。

どうでしょうか?

あなたの周りにも上記に当てはまる20代の子いませんか?

こんな思考性では結婚式なんて絶対やらないですよね。

でも、こういう「さとり世代」を作り上げたのは国でありマスメディアです。

私の様な昭和世代では考えられませんが、インターネットが普及して豊かになる一方、人の価値観も変わります。

ブライダル市場が縮小したとしても、その中から新たなチャンスを見出すことが大事だと考えます。

それでは。

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