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持ち込みカメラマンの怠慢【現場で起きたあり得ない話】

苦言を呈します!

POINT

この記事はYouTubeでも解説しております。よろしければご覧ください。

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私は怒ってますヽ(`⌒´)ノ

とにかく怒ってます!!!

このブログでたまに苦言を呈する記事を書いていますが、殆どが式場のルールや対応に関する内容だったりするのですが、今回はまさかの同志(持ち込みカメラマン)に対して苦言を呈したいと思います。

なぜ、持ち込みカメラマンが会場から嫌がれるのか?これからお伝えする失礼極まりないカメラマンがいるからだと痛感しました。

私は過去に500回ぐらい撮影をしてきていますが、こんな失礼なカメラマンは初めてでした。今すぐにブライダル業界から追放されて欲しいです!

という事で…前振りはここまでとして、どんなカメラマンだったのかをお伝えいたします。
※撮影した日時や会場名は伏せてお話いたします。

まず、当日は当社(スタイルショップ)では、記録用のビデオカメラマンと私(エンドロールカメラマン)の2名で撮影をしました。

スナップ写真は当社のカメラマンではなく、新郎新婦が手配した持ち込みのスナップカメラマンでした。
そして、このスナップカメラマンが超問題児だったのです。

私たち(スタイルショップ撮影チーム)は美容室前で新郎新婦が出てくるのを待っていると、スナップカメラマンが近づいてきたので「本日はよろしくお願いします」的な感じで挨拶をし、この後の流れなどを軽く話しました。

予定では、新郎新婦支度アップ⇒館内フォト撮影⇒挙式リハーサル⇒挙式 という流れになっていました。

館内フォト撮影は「階段」「チャペル内」で約15分程度行うのですが、この日は結婚式が多く前後の予定の関係上、撮影時間がどれくらいあるのかが分からない状態でした。
それに加えて、新郎新婦のお支度アップ時間が予定より15分ぐらい遅れてしまったのです。
そうすると、スナップカメラマンはいつもより素早く撮影をして、新郎新婦の移動時間を減らすために予定ではない場所でポージング撮影を行う。など、新郎新婦にお付きの介添えさんに時間を確認しながらとにかくスナップ撮影が原因で進行が遅れる。というのを避ける様に撮影をします。(スナップカメラマンあるあるです)

この辺りが臨機応変に対応できるかどうかで、スナップカメラマンの力量が分かります。

で、これが全くできなかったのが今回のスナップカメラマンです。

ここからはセリフ形式で当日のスナップカメラマンが取った行動を説明していきます。

まず、登場人物は以下の5名。

・スナップカメラマン(※以下スナップ)
・エンドロールカメラマン(※以下私)
・記録用ビデオカメラマン(※以下ビデオ)
・介添え
・メイクさん

■シーン① 美容室前
新郎新婦が予定より15分遅れてお支度部屋から出てきました。

スナップ:(介添えに)この後は写真撮影をしたいのですがどこで撮影すればよいですか?

介添え:通常ですと、チャペルで撮影して、その後階段で撮影をしますが、前の挙式の方がまだチャペル内にいますので先に階段で撮影しますか?

スナップ:(イライラした感じで)その辺りは分からないからそちらで決めて。
※私、心の声:なんでそんなイライラしてる感じなの?そして、なぜタメ口?

介添え:それでは階段に向かいましょう。

■シーン② 階段での撮影
前半は順調に撮影をしていました。そして撮影の後半あたりで…

スナップ:(介添えに)後どれくらい撮影できる?
※絶賛タメ口中

介添え:もう少し大丈夫ですよ。

スナップ:(イライラしながら)もう少しって具体的に何分なの?何分か言ってくれないとこちらも撮れるモノと撮れないモノがあるんだから!
※私、心の声:えーー、そんな返しする???もう少しって言ったら、あと数カット撮っておしまいってことでしょ。

介添え:(ちょっとびっくりした表情で無言)・・・

スナップ:(新郎新婦に)それじゃあもう少し撮影してきますね。
※といって撮影を続けました。そして、スナップカメラマンが新婦を座らせて斜め上からのアングルを撮ろうとしたとき、事件勃発。
なんと、たまたま近くにあったグランドピアノの椅子を持ってきてそれに乗って撮影をし始めたのです。これには私、ビデオ、介添え、メイクさん全員が顔を見合わせました。
会場の備品を使って撮影するのはありえないです。それに使ったのがピアノの椅子というのも信じられないです。
100歩譲って椅子を使うとしても必ず介添えや会場スタッフに使っていいか確認すべきです。まあ、確認したら確実に使用不可ですが…。

そんなことにも全く気付かずにスナップカメラマンは撮影を進めていきました。

■シーン③ 挙式リハーサル前
階段での撮影が終わり、次はチャペル内での撮影をするためチャペルに移動しました。
チャペルでは前の式も無事に終わり、神父、式場スタッフ、プランナーなど総勢10名ぐらいが新郎新婦の到着を待っていました。
我々カメラマンは新郎新婦が来る所を撮影しようと思い、チャペルに先回りしました。そしてその時また驚愕の事件が勃発しました。

スナップ:(スタッフが沢山いる目の前で私に向かって大声で)いや~。階段での撮影はあんな感じで良かったですかねー? 撮れ高ありましたー?
※えーー、みんながいる前で何その話っぷり。撮れ高もクソもそれ以前にあんなあり得ない撮影をした事に関して何にも分かってないぞコイツ。

私:・・・(同じ仲間だと思われたくないため、無視して逃げました)

介添え:(スナップに)時間の都合上、これから挙式リハーサルに入らなければいけないので、挙式内での撮影ができなくなりそうです。

スナップ:えー、なんで。だったら階段の撮影もっと短くて良かったんじゃない?
※私、心の声:いやいやいや×10。階段の撮影が長かったためチャペルでの撮影ができなくなったのではなく、前の挙式が押したためチャペルでの撮影ができなくなったんだけど、なんでそれが分からないの?

介添え:・・・

そして、挙式⇒披露宴と進んでいきました。
私は、挙式リハーサルの時点で、このカメラマンとは距離を置こう。と思ったためその後はスナップカメラマンの言動はほぼ見ていません。

その後どうなったかは分かりませんが、スナップカメラマンを手配した撮影業者はブラックリスト入りしたかもしれません。
とにかく終始失礼で空気を読めないKYなカメラマンでした。礼儀というか人として未熟なカメラマンが存在していると思うと、とても悲しい気持ちになりました。

こういうカメラマンがいるから会場側も撮影規制を作ったり、持ち込みをNGにするという決断をしているのだと思います。
ホント迷惑なカメラマンです。このようなカメラマンは稀だと信じたいです。

そして、いろいろな意味で勉強にもなりました。

それでは。

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